2026年5月10日

腰椎分離症
今回は腰椎分離症についてお話ししたいと思います。
腰椎分離症は、成長期のスポーツ障害で腰部に生じる骨折です。発症の原因は体が反る・捻じれる運動で腰椎への負担が増えることで生じ、年齢は14歳前後で多いとされています。発症しやすいスポーツは野球・サッカー・バスケ・ハンドボールなどが挙げられます。腰椎分離症は初期・進行期・終末期に病期分類され、初期の状態は骨癒合が得られていない状態です。その時期に安静にすることが難しく、スポーツ活動を継続して行うと骨癒合が阻害され、腰痛の原因にもなりうる可能性があります。腰椎分離症と診断された時点で、症状に応じてコルセットを着用しできる限り安静にすることが大切であると考えます。また、検査についてはレントゲン検査だけでなくCTやMRIも有用とされています。
では、腰椎分離症が起こりやすくなる原因には何があるでしょうか。原因の一つとして身体の柔軟性の低下が挙げられます。発育期の骨と筋肉の成長差があると、腰椎のアライメントが変化します。骨盤の前方を走行する下肢筋の柔軟性低下は骨盤が前傾し腰椎前弯が増大し、前弯が強いと発育期において腰椎分離症の発症リスクが高まる要因となります。また、ストレッチングも大事ですが、体幹の安定性も重要だと考えられています。体幹が安定し脊柱のアライメントを保つことは、分離症など腰痛予防につながる可能性があります。プランクやドローイン(腹式呼吸)で腹横筋などを鍛えることが大切であり、ストレッチングや運動を合わせて実施することで予防できたらと考えております。
病気のことやお困りごと、リハビリテーションのことなどお気軽に理学療法士にお声かけください。
理学療法士 岡本和之

